今回は、Kish the Workの受注会で注文したレイジーマンについて書いていきます。
目次
レイジーマンとは
革靴の種類と言えば、オックスフォード(内羽根)、ダービー(外羽根)、ローファー(スリッポン)等が代表的ですが、その他にもいくつかの種類があります。
その中でも、レイジーマンはローファーと同じく怠け者という意味合いを持ち、靴紐を解くことなく脱ぎ履き出来るのが特徴的な革靴です。
主に側面に伸縮素材を用いているため、サイドエラスティックとも呼ばれます。
なお、タン部分にエラスティックがあるセンターエラスティックもありますが、こちらはレイジーマンとは呼ばれないようです。この理由としては後述する歴史の面があるように思います。
また、より狭い用法として、サイドエラスティックの短靴の中でも、ダミーの紐をつけて紐靴のように見えるものをレイジーマンと称するという傾向もあります。
レイジーマンの成り立ち
サイドエラスティックの靴の源流はヴィクトリア女王のために開発されたとされるサイドエラスティックのブーツにあるようです。大本は1830年代の靴からということになります。
ヴィクトリア女王の夫、アルバート公によって社交界で広められたそのブーツが、サイドゴアブーツと呼ばれるようになり、さらに後世にはチェルシーブーツとも呼ばれるようになりました。
いわゆるチェルシーブーツが、ブーツであってもフォーマル度が高いところでも許される傾向にあるのは、こうした理由のようです。
その後、20世紀中盤、ウィンストン・チャーチル卿のために短靴としてのレイジーマンが開発され、いまに至る、ということのようです。
元々のブーツ時代もそうですが、有名な洒落者が履いているものが流行っていくのは時代を超えてよくあることのようです。靴だけではなく、服でも聞く話ですよね。
Khish the Workのレイジーマン
Khish the Workでは、MTOのシリーズとして、複数のデザインを用意しています。そのデザインの一つに最近、新作が加わりました。
それがレイジーマンです。
レイジーマン試作の様子については、YoutubeやInstagramにケンさんが挙げておられるので、それをご覧ください。
私は、動画内で告知されている4月の東京受注会で、レイジーマンを注文することになりました。
動画内でも語られているように、紐で調整できないため、フィッティングは難しい傾向のようです。私は足がなかなか難しいサイズのため、Khish the Workのラインで言うとStyled Bespokeという、木型を作成しての注文となっていますが、どのような木型でフィッティングしてくれるのか、楽しみでなりません。
